中学受験

偏差値40からの合格計画:家庭学習のコツ

偏差値40でも合格は可能!家庭学習がカギを握る

中学受験での偏差値40は、志望校合格にはまだギャップがありますが、適切な学習計画と家庭のサポートがあれば十分に逆転可能です。

本記事では、家庭学習を中心とした効率的な学習法を具体的に紹介します。

中学受験での「偏差値40」と一口に言っても、受験した模試の種類によってその立ち位置や意味は大きく異なります。

例えば、SAPIXオープン模試四谷大塚の公開組分けテスト全国統一小学生テスト首都圏模試では、それぞれ対象となる受験生層や出題内容が違うため、同じ偏差値40でも学力レベルに差が生じます。

  • SAPIXオープン模試:最難関校を志望する生徒が多く受験しており、競争率が非常に高い。偏差値40は基礎学力の不足が目立つ水準。
  • 四谷大塚の公開組分けテスト:幅広い層の生徒が受験するため、偏差値40は中間層に位置するケースも。
  • 全国統一小学生テスト:無料で受けられるため、受験層が広く、偏差値40は平均より少し低い程度。
  • 首都圏模試:中堅校志望者が多いため、偏差値40は十分に合格圏内を狙える可能性がある水準。

模試によって偏差値の捉え方が異なることを理解し、結果をそのまま受け止めるのではなく、「自分の現状を知るための指標」として活用することが重要です。


1. 現状把握と目標設定

1-1 偏差値40の状況を正しく理解する

  • 模試結果を基に、得意科目と苦手科目を明確化。
  • 偏差値40の特徴:基礎力不足が大きな要因。

1-2 志望校に向けた具体的な目標設定

  • 志望校(例:東邦中学校や昭和学院秀英)の偏差値との差を確認。
  • :「現在の偏差値40から、3か月ごとに5ポイント上げる」など、短期的な目標を設定。

何点とれば、目標とする偏差値になるのか得点で見るとわかりやすくなります。

あと2問正解できれば目標の偏差値だったなんてことはよくあります。

また、その問題がケアレスミスだったなんてことも多くあることです。


2. 効率的な家庭学習の進め方

2-1 学習計画の立て方

  • 毎日・毎週のスケジュールを決める
    • 平日:1~2時間(学校の宿題+問題集を繰り返し)。
    • 週末:3~4時間(苦手克服と問題の解きなおし)。
  • 勉強の優先順位を設定
    • 基礎固めを最優先に。
    • 応用問題は得意分野で挑戦する形に。

2-2 科目別学習のコツ

  • 算数
    • 計算力を高める3分計算を毎日実施。
    • 苦手な単元をピックアップし、繰り返し練習。
  • 国語
    • 読解力を鍛えるために小説を読む。
    • 記述問題の書き方を親子で確認。
  • 理科・社会
    • 覚えるべき事項を一問一答形式で声に出して回答する。
    • ビジュアル教材(図解や動画)を活用して楽しく学ぶ。
    • 理科は化学漫画サバイバル、歴史は歴史漫画を読む。

3. 家庭でのサポートのポイント

3-1 学習環境の整備

  • リビングで勉強させる。これでサボらずキチンと勉強する習慣が身につく。
  • 必要最低限の道具だけを揃え、整理整頓を心がける。

3-2 モチベーションを保つための工夫

  • 小さな成功体験を積み重ねる:
    • 「今日の目標」を設定し、達成したら褒める。
  • 達成したい未来像を親子で共有する:
    • :「志望校の文化祭に行って学校生活をイメージする」。

3-3 親子でのコミュニケーション

  • 勉強の進捗や悩みを定期的に話し合う。
  • 負担を減らすために、楽しめる時間も確保する。

4. クラス替えテストと問題集の繰り返し

4-1 毎月のクラス変えテストで実力を確認

  • 1か月に1回、クラス変えテストで進捗を確認。
  • 結果を見て、苦手分野を優先的に復習。

4-2 基礎問題集を繰り返しやる

  • 偏差値50を超えるまでは基礎的な問題集を繰り返す。
  • 最初は親が解説しながら進め、徐々に自分で解けるようにする。

5. 家庭学習で使えるおすすめ教材・ツール

5-1 教材選びのポイント

  • 基礎力を鍛える問題集:
    • 「四谷大塚 予習シリーズ」「サピックス 分野別問題集 ベイシック」など。

5-2 デジタルツールの活用

  • オンライン学習アプリ(例:「スタディサプリ」「Z会」)。
  • 学習管理アプリ(例:「Studyplus」)で進捗を可視化。

6. 成功例:偏差値40から東邦中学校合格までの実体験

  • 家族の成功ストーリー
    • 学習計画の見直しと家庭での徹底サポートが功を奏し、志望校合格。
    • 毎日30分の家庭学習からスタートし、苦手克服。

4年生第一回の組分けテストはコロナ化の影響で中止。

二回目の組分けテストで算数偏差値37.3、2教科偏差値39.4、3教科偏差値40.7、4教科偏差値44.5というスタート。

ですが、結果的には第一志望の東邦に合格、すべり止めとして受験した昭和秀英も合格できました。

4年生スタート時点で偏差値40でも、毎日コツコツ継続することで中学受験を成功させることはできます。


まとめ:家庭学習で偏差値40を突破しよう!

  • 偏差値40からの合格には、基礎力強化と家庭でのサポートが欠かせません。
  • 学習計画を立て、親子で一歩ずつ進むことで、志望校合格は十分に可能です。
  • 「できることから始めて、確実にステップアップしていきましょう!」

次の記事では、具体的な学習スケジュール例や教材レビューをご紹介します!

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