中学受験

子供が私立中学に入って親が感じる中学受験のメリット

中学受験って何のためにするの?

中学受験は大変だと聞くけれど、本当にやる価値があるの?と疑問に思う方も多いでしょう。

中学受験が良いか悪いかは家庭ごとの考え方によります。

しかし、実際に受験を経験した親として感じた「中学受験のメリット」を8つにまとめました。

これから受験を検討している方の参考になれば幸いです。

それでは早速、結論から。

中学受験のメリット

  • メリット:学校が楽しくなる、勉強ができるようになって自信が持てるから
  • メリット:勉強習慣が身に付く、歯を磨くように勉強するようになる。
  • メリット:進学先の選択肢が増える、行きたい学校の選択肢が増える
  • メリット:中高一貫校に通える、高校受験がない。
  • メリット:子供の将来の選択肢が広がる、将来の夢の可能性が広がる。
  • メリット:大学受験が楽になる、高2で全カリキュラムが終わるから3年生は受験対策になる。
  • メリット:行動範囲が広がる、広範囲の友人ができ行動力がつく。
  • メリット:人脈作りが構築される、保護者会を通じて親にも意外な人脈作りが可能。

上記が私の感じた中学受験のメリットとなります。

それぞれについて、解説していきますね。

中学受験のメリット:学校が楽しくなる

塾に通い始めると、小学校の授業が簡単に感じるようになります。得意なことが増えると自信がつき、学校生活が楽しくなるのです。

例えば、サッカーが得意な子は学校の試合で活躍すると楽しくなりますよね。

勉強も同じで、成績が上がることで子供はイキイキと過ごせるようになります。

何でもそうですが得意なことって楽しくできるものです。

勉強ができるようになると自分に自信が持て、学校生活が楽しく過ごせるようなります。

先生や回りの友達にも一目置かれる存在になりますし、何より子供が気持ちよく学校に通えること、これはとても嬉しかったです。

中学受験のメリット:勉強習慣が身に付く

勉強習慣が身に付く

進学塾では毎日のように宿題が出されます。最初は大変ですが、宿題をこなすために自然と毎日勉強する必要があります。

これを継続することで自然と勉強が習慣化してきます。

「歯を磨くのと同じように、毎日当たり前に机に向かうようになる」これは中学受験を通じて得られる大きな財産です。

コツコツ勉強することで自分に学力が付いていくのを実感でき自信もついてきます。

うちの場合は5年生の半ばくらいから自然と進んで勉強するようになりました。

いつからそうなるかは個人差もあると思いますので、それまでどうにか辛抱して待ってあげてください。

「地道な努力の大切さ」。

これを、身をもって経験できるのが中学受験です。

中学受験のメリット:進学先を選べる

進学先を選べる

中学受験をしない場合、学区内の公立中学に進学するしかありません。

しかし、中学受験をすると「この学校に行きたい!」と思う学校を選ぶことができます。

学校ごとの特色や教育方針を理解した上で選択できるのは、大きなメリットです。

もし行きたい学校が無いのなら、探してみましょう

私立中学の良さというと、高度な設備や専門的な教員、レベルの高い授業等もありますが、その学校に入った時に感じるインスピレーションみたいなものが実は重要だったりすることもあります。

偏差値を気にせず、それぞれの学校の特徴を知ることが大切だと思います。

男女別学か共学か、自由な校風か管理が厳しいか、学習カリキュラムはどうか、どんな理念を掲げているか、部活動は盛んか、付属か進学校か…、様々な要因が絡み合って志望校が決まっていきます。

気になる学校があれば、どんどん実際に足を運んでみることをオススメします。

文化祭に行くと生徒の雰囲気もよくわかります。

行きたい学校に行ける、子供が大切な時期を過ごす学校を自分で選べるということは、非常に大きな魅力だと言えます。

中学受験のメリット:中高一貫校に通える

渋谷幕張

中高一貫校に通える

中高一貫校の大きな魅力は「高校受験がない」こと。

そのため、部活動や学校行事にしっかり取り組めます。また、6年間同じ環境で過ごすことで、親友ができやすくなるのもポイント。

中学から高校の一番多感な時期に、長く親しくなれる親友ができることは子供にとって大きな財産になります。

また、中学生のうちに高校生との交流も生まれます。

高校3年生と一緒に部活動をしたり、文化祭などに取り組む。

ここは、中高一貫校でしか経験できないことです。

中学受験のメリット:子供の将来を考えるキッカケになる

中学受験を通じて「なぜ勉強するのか?」「将来どんな仕事をしたいのか?」を考える機会が増えます。

「なりたい職業」について、子供と話をしました。

将来の仕事について調べてみると、その職業になるにはこの会社に入るのがいい。とか何を勉強しなきゃいけないとか。

様々なことがわかります。

例えば、映画制作に興味があるなら「東宝や東映に入りたい」→「早稲田・慶應・上智が有利」→「じゃあどの私立中学が近道か?」というように、具体的な目標設定ができます。

子供が将来をイメージしやすくなるのは、大きなメリットです。

こんな感じで、なりたい職業から進路を自分で考えさせるようにしました。


将来の夢と現在とを結びつけて子供と話すことはとても有益で、勉強へのモチベーションにもなりました。

中学受験のメリット:大学受験への初動となる

大学受験への初動となる

中学受験を通して得た学力は、これを経験していない子供のそれとはかなり差が開きます。

中高一貫校のほとんどは、高校2年までに高校で習うすべてのカリキュラムを終えます。

そして、高校3年の1年間は大学受験に向けた入試対策に集中します。

高校受験もありませんから、中学校入学からの6年間を大学受験に向けて計画的に準備を進めるカリキュラムになっています。

中学受験をすることは、事実上、大学受験に向けての1歩を踏み出しています

また、大学の付属校に入れば、そのまま大学に進むことも可能になります。

この辺り、人によっては最大のメリットと考えることかもしれません。

子供の将来の可能性を大きく広げるために、行ける大学の選択肢が多いことは子供の自信とモチベーションアップにつながります。

中学受験のメリット:行動範囲が広がる

私立中学は広範囲から生徒が集まるため、地元以外の友達ができ、行動範囲が自然と広がります。

実際に子供が通う私立中学は、約3割が都内からの通学です。

都内に住む友達もできることで、子供の行動範囲が広がり頼もしく感じています。

地元の学校に通うことが悪いはずはありませんが、生活が徒歩圏内に限られます。

子供は毎朝、早い時間の電車に乗って、乗り換えながら通っています。

学校帰りに途中下車して友人とご飯を食べてきたり、カラオケいったり、学生生活を謳歌しています。

大学生がするようなことを中学からしているので、高校に入ることには将来を考えしっかり勉強もするようになります。

一足早く広い社会に飛び出す、そんなところも中学受験の良いところかもしれません。

中学受験のメリット:人脈形成

難関私立中学には、医者、経営者、政治家などさまざまな職業の家庭の子供が通っています。

そのため、学校の保護者会を通じて意外な人脈ができることもあります。

また、子供自身も異なる環境の友人と接することで、視野が広がるというメリットがあります。

地元の中学では、得られないことがたくさんあります。

まとめ

以上が「中学受験のメリット8つ」でした。

もちろん、デメリットもあります。時間的・経済的な負担、親子でのストレスなど、大変なことも多いのは事実です。

しかし、実際に経験したからこそ言えるのは「中学受験は子供の成長につながる貴重な機会である」ということ。

親としては決して楽ではない道のりですが、それでも「やってよかった」と感じています。

これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!

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